#186. 北野神社(阿佐ヶ谷神明宮境内)

鷺宮八幡神社から中杉通りを南に下り、阿佐ヶ谷神明宮。約3,000坪の境内を持つ神社は参拝客で賑わっている。表参道鳥居をくぐり右側にある能楽殿は、ジャズピアニスト山下洋輔が「阿佐ヶ谷ジャズストリート」で演奏をしたり、BABYMETALの「メギツネ」、ゲスの極み乙女「私以外私じゃないの」のプロモーションビデオの撮影が行われたところ。北野神社はこの能楽殿の向かいに鎮座。鳥居の形は五角形。「五角(ごかく)」と「合格(ごうかく)」をかけているらしい。天照大神を主祭神に、月読命・須佐之男命を配祀する本殿・御垣内三殿も参拝。絵馬所には、巫女をキャラクター化した絵馬。参拝客を集める工夫をいろいろとしているようだ。

由緒

阿佐ヶ谷神明宮

この神社は、旧阿佐ヶ谷村の鎮守で、主祭神は天照大御神です。天保七年(一八三六)に刊行された『江戸名所図会』巻四によると、日本武尊が東征の帰途、阿佐谷の地で休息し、のちに尊の武功を慕った村人が旧社地(現阿佐谷北五-三五付近、同周辺一帯をお伊勢の森と称した)に一社を建て、神明宮を勧請したのが当宮の始まりといわれます。
建久年間(一一九〇〜一一九八)には土豪横井兵部(一説には横川)が伊勢神宮に参拝した折、神の霊示をうけ、宮川の霊石を持ち帰り神明宮に安置したと伝えられています。その後、江戸時代中頃に至り、祇海という僧が神告により社を現在地に移し、世尊院が別当職を務めたといわれます。
当宮は、村をこえた地域からの信仰も篤く、その一端を示す「内藤新宿仲下旅籠屋中 仲下茶屋中」の文字が刻まれた文政十一年(一八二八)の銅製の三本御幣が奉納されています。
秋の例大祭に能楽殿で奉納される「阿佐ヶ谷囃子」(区登録無形民俗文化財)は、江戸時代末期からの伝統があり、区内では早くに伝えられた囃子です。ここから井草囃子をはじめ、鷺宮(中野区)、戸塚(新宿区)などに流布していったといわれます。
(杉並区教育委員会による境内掲示より)

北野神社

不明

所在地:東京都杉並区阿佐谷北1-25-5

外部リソース

阿佐ヶ谷神明宮(あさがやしんめいぐう)は、東京都杉並区阿佐谷北にある神社である。
ウィキペディア
東京都杉並区、JR阿佐ヶ谷駅より徒歩2分にある厄除の神社阿佐ヶ谷神明宮。伊勢神宮との関わりも深い由来や、御祭神をご紹介しています。
公式