#107. 北野神社(足立区鹿浜)

西新井から西に向かい鹿浜。東北野神社は稲荷神社との相殿。現在は足立区指定文化財となっている獅子舞を寛永寺で披露したことを記念して創建されたという由緒で、記念碑的神社のようであるが、獅子舞と菅原道真公を結びつける想像ができない。天神信仰から導かれた農耕神としての菅原道真公と、獅子舞の豊年祈願が結びついたものと無理やりつなげられなくもないが…

祭神

菅原道真公を主祭神に、相殿に宇迦之御魂命を祀り、北野神社と稲荷神社が社を同じくする。

別称

東北野神社・東天神

由緒

北野神社(東天神)は、1798(寛政10)年、寛永寺の代官田村権右衛門の目にとまった獅子舞を、寛永寺で披露したことを記念して翌年創建されたという。獅子舞は島氷川・糀屋氷川・古内神明・東天神の順に毎年交代で奉納される(足立区指定文化財)。
(引用『ブックレット足立風土記江北地区』)

この社を管理する江北氷川神社は、ホームページに以下のような記載をしていて、創建年代には定まらない。

古老の言によれば創建は文政年間との由あり、大正年間社務所よりの失火により本社とも消失するが、ただちに再建され現在に至ります。
(江北氷川神社ホームページより)

所在地:東京都足立区鹿浜4-10-19