自転車での都内天満宮巡り。普段はあまり足を延ばすことのない、世田谷区・目黒区方面。大久保通りから甲州街道に抜け、幡ヶ谷で昼食。かねてより試したかった『新潟濃厚味噌 弥彦』で割りスープと極太麺が特徴の味噌ラーメンを食べ、笹塚でコーヒーを飲んで一服。
羽根木の住宅街から井の頭線を越えて松原。日本学園高等学校裏の道をすぎると社殿が見えてくる。境内には神楽殿や額殿もあり、想像していたよりも大きな神社。星梅紋の御神燈、撫で牛も、ここに菅原道真公が祀られていることを示すわかりやすい目印。東京の天満宮巡りでは、久しぶりに御朱印をいただく。
由緒
菅原道真を祭る。もと天満宮といったが、明治7年菅原神社とあらためた。
社伝に関するものは一切失われているので、創建はいつ頃のことか判明しないが、社殿に向って左の傍に高さ1m程の石碑がある。それによると正面に「南無天満天自在天神、寛文五年(1665)願望主建立、生国武州江戸石井兵助」とある。これによってみれば、この菅原神社は少くも約300年前江戸の人、石井兵助なるものによって建立されたものと見るべきであろう。
松原地域の鎮守で現社殿は昭和41年の修築で鉄筋コソクリートの立派な建物である。
(『せたがや:社寺と史跡』より)
































所在地:東京都世田谷区松原3-20-16