松原から梅丘へと住宅地を南下し、小田急線の高架をくぐって南東に向かう。世田谷線若林駅の踏切をまたぎ、環状七号線に出るとすぐに若林天満宮。東松原、梅ヶ丘、若林。学生時代に通学やバイトで毎日のように電車で通過していた駅だけに、地名の表示を見るととても懐かしい。梅丘に住んでいた先生の引越しを手伝ったこと、東松原に住んでいた友人の家で酒盛りしたこと、若林に住んでいたいとこの友人に当時は珍しかったつけ麺を食べに連れて行ってもらったことを思い出す。
天満宮は環七から少し高い位置にあり、10数段の階段を上ったところに社殿。目の前の幹線道路を次々と車が通り過ぎていくが、境内の時間はゆっくりと流れている。
別称
若林北野神社・若林天満宮
由緒
祭神は菅原道真公。
武蔵国深大寺の住僧長弁花光坊の「私案抄」には、応永8年(1401)にここで連歌法楽を興行したことが見え、当時ご神体は石で、石天神と称せられていたという。江戸時代は牛に乗った天神が御祭神で牛天神といわれ、境内に井戸があり、白蛇が棲んでいると伝えられた。
(『せたがや:社寺と史跡』より)
別称
若林天満宮














所在地:東京都世田谷区若林3-34-16