3社目、化用(げゆう)天神。2社目の藏前神社至近。ただし、地図には神社を示すマークがないので、もしかしたら現存しないかもと思い周囲を巡る。ネットにも情報が少なかったが、You Tube上で動画を発見。蔵前小学校すぐそばの浄念寺境内に鎮座と分かる。「化用」は浄念寺の山号とのことだが、天神が鎮守となった経緯は不明。寺院の中で参拝するときにも二拝二拍手一拝なのか? 寺院に柏手の音が響かせるのもちょっと気がひける。
由緒
化用山常照院浄念寺 同所西福寺の北の通にあり。淨土宗。開山は性譽上人露休和尚にして、永祿年中の草創とぞ。本尊阿彌陀如來は慈覺大師の作。作り收めの尊像と稱す。胎中に鑿・鋸等を入れ收む。其長二尺三尺なり。寛永一二年駿河臺より今の地に移る。境内に慈覺大師の作の聖観音および土中出現の渡唐の天神等を安置す。(引用:化用山常照院浄念寺『江戸名所図会』)


所在地:東京都台東区蔵前4-18-11