#4. 湯島天満宮

湯島中坂を登って東京都指定文化財になっている表鳥居鳥居から参拝。通った大学から近かったこと、文京区に暮らしていることから、20年以上も前から馴染みのある天神様。改めて参拝すると、社務所・宴会場と本殿をつなぐ非毛氈の廊下、複数の御神牛など気づきがいくつか。

別称

「湯島天神」「湯島神社」

祭神

アメノタヂカラオ(天手力男神/天手力雄神)ととmに菅原道真を祀る。

由来

湯島神社は湯島天満宮、湯島天神として全国津々浦々まで知られている。
雄略天皇の勅命により、御宇二年(四五八)一月創建と伝えられ、天之手力雄命を奉納したのがはじまりで降って正平十年(一三五五)二月郷民が菅公の御偉徳を慕い、文道の大祖と崇め本社に勧請した。
文明十年(一四七八)十月太田道灌これを再建し、天正十八年(一五九〇)徳川家康公が江戸城に入るにおよび特に当社を崇敬すること篤く、翌十九年十一月豊島郡湯島郷の内五石の朱印地を寄進し、もって祭祀の料にあて、泰平永き世が続き文教大いに賑わうようにと菅公の遺風を仰ぎ奉ったのである。
その後林道春、松永尺五、堀杏庵、僧堯恵、新井白石など学者文人の参拝たえることなく続いた。徳川綱吉公が湯島聖堂を昌平坂に移すにおよびこの地を久しく文教の中心として、当天満宮を崇敬したのである。明治一八年い改築された社殿も老朽化が進み、平成七年十二月後世に残る総檜木造りで造営された。
(境内掲示)

所在地:東京都文京区湯島3-30-1

外部リソース

Additions

『江戸名所図会』湯島天満宮 (国立国会図書館デジタルコレクション)

湯島天満宮 妻恋明神の北の方にあり。太田道灌、江戸の静勝軒にありし頃(文明十年六月五日也)、夢中に菅神に謁見す。翌朝外より菅丞相親筆の画像を携へ来る者あり。乃ち夢中に拝する所の尊容に彷彿たるを以て、直に城外の北に祠堂を営み、彼神影を安置し、且梅樹数百株を栽ゑ、美田等を附す。即ち当社是なり。(以上諸社一覧、江戸名所記等の書に出づるといへども、恐らくは誤ならん。麹町平河天神に菅丞相の画像と称するものありて、かへつて当社に此影あることなし。其論あれども爰に略す。

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2006年2月27日の参拝。梅の時期。