橋本駅バス停。あてにしたお店のあるモールまでかなり歩きそうだったため、ここでの食事を諦め、地下鉄で別府駅。再び食事処を探すが、あたりをつけた店は閉店。昼食難民。食事は諦めて城南区別府の天満宮。駅から歩いて5分ぐらいの少し高台になった児童公園に小さな石祠と鳥居。「天神の森」と呼ばれた名残か、生い茂った木々が強い日差しを遮ってくれている。決して新しくはない公園遊具、境内横にある団地の風情が郷愁を呼び起こす。
由緒
不明。福岡市別府公民館編の『別府郷土史研究』(鳥飼八幡宮の古文書による)の記述によれば菅原道真公とともに埴安神を祀る。もとの石祠は、長尾山から運び作られたもので、現在のものは、後に建て直されたもの。管理は鳥飼八幡宮、境内に楠の木、ほるとの木、くろがねもちなど20本の大樹あり、天神の森と呼ばれ、地域の目印となっていた。ぶらんこ、シーソーなどの設備もされ、児童公園として利用されていてる。学問の神様は子供が好きということから、祭日は5月3日(子どもの日 )[*5月5日の誤りか?]。当日は鳥飼八幡宮の宮司により神事が行われ、参拝者の子どもには菓子などが配られる。以前は祭日は7月25日、手弁当でおこもりをしていた。世話人は特に決まりはなく、町の老人有志が奉仕してきた。
ただし、このような記述があるも、『別府郷土史研究』は1980年の編、拠り所としている鳥飼八幡宮の古文書は、年代がわからず、現在もこの5月の祭礼が続いているかは不明。


















所在地:福岡県福岡市城南区別府1-9-39