福岡都市高速環状線下の国道3号から堅粕3丁目交差点。ここから住宅街に入り、ひたすらまっすぐに道を進む。途中に予備校の寮があり、予備校生らしき二人組が、遊びの話をしている。地図アプリは徒歩15分を示しているが、疲れのせいで歩みが遅くなっているのか、道が単調だからか、15分以上の時間を感じる。地図が指し示す方向に歩くと、「立ち入り禁止」の掲げられた木の塀。木の塀の向こうに目をやると、社殿。境内は雑草が生え放題で、荒れるに任せたような状況。地域との土地をめぐるいざこざでもあったのかなと勝手な想像を巡らせる。少し残念な気持ちである。
由緒
不詳。根拠となる資料は示されてないが、社名は、菅原道真公が太宰府に下向する際にこの地に宿泊、地元の人の求めに応じて自分の詠歌を記した短冊を与えたという伝説に由来との記述。また、同様、江戸時代には田の実の節句と言われている旧暦8月1日の八朔の日、和歌短冊を笹に結び社前に捧げ、他人が奉納した笹を貰って帰るという歌替祭が行われた、との記述がネットにある。
9月1日に氏子や明光寺の僧侶により祭礼が行われるとのことだが…





所在地:福岡県福岡市博多区吉塚3−8−28