#166. 紅梅天満宮(萬年寺境内)

前日の仕事はイマイチの手応え。気分を切り替えようと自腹で京都滞在を1日伸ばして2度目となる京都市内の菅公巡拝。ホテルをチェックアウトし、荷物を京都駅の手荷物預かり所に預け、前回自転車を借りた「京都みやび屋」でクロスバイクをレンタル。まずは下京区本塩竃町の萬年寺に向かう。
萬年寺は、留径山を号する西山浄土宗の寺院で、弘治元年(1555年)頂空によって萬年寺通烏丸の付近に創建されたと伝わる。天正年間の豊臣秀吉による京都都市改造計画に従い、天正19年(1591年)現在地に移転させられた寺院。現在地一帯は、『源氏物語』の主人公である光源氏のモデルとも言われている源融の大邸宅「河原院」の一部で、陸奥の塩釜の浦を模した庭園があったとされる。萬年寺はこんな壮大さとは無縁のこじんまりとした寺院。境内で住職と思われる方にお会いし会釈。洛陽天満宮二十五社順拝の一つ紅梅天満宮は寺門を入って右側。鳥居の先にある社殿は、サッシ扉になっていて少しばかり違和感。

由緒

紅梅天満宮(紅梅天神)の由緒は不明。『都名所図会』には「万年寺の天満宮は長講堂の南にあり。初めは間之町万年寺通の南にありしとなり。旧地に紅梅の古木存せり」とある。

所在地:京都府京都市下京区富小路通六条下る本塩竈町526