#132. 北野神社(月見丘八幡神社境内)

あまり遠くには行かないと決めた今日の天神巡りは二社目の月見岡八幡神社が最後。境内に保育所があるためか、一の鳥居前に鉄扉があり、閉じられている。自分で扉を開けて境内に。北野神社は、本殿向かって右側の小さな祠。きちんと整備され、緑の多い境内は晴れていたら心地よい場所だろうと、曇り空が恨めしい。
もとは区立八幡公園周辺が境内地で、都水道局落合処理場が建設され、境内が組み込まれることになったため、昭和36年~37年に近隣の公園と社地を交換し、現在地へ遷座。旧境内地あった沸井の水面に月光が美しく映ったため、村人が月見岡八幡神社と呼ぶようになったとのこと。風流な社名である。

由緒

月見丘八幡神社

豊臣氏の公簿に古跡神社と記載さる当社の創建極めて古く是の地が余戸の郷と言はれし以前旧境内の樹間に湧く溢れ井を錦に染めし月光の華麗さに里人が月の美霊と崇め敬ひしに創まる神地にして後世三社に座す八幡大神を合祀し奉るに及むで月見岡八幡神社と改稱し今日に至りしものや
(境内掲示より)

北野神社

詳細不詳。『東京都神社名鑑』には、明治38年に合祀とある。

社伝に、「源義家奥州征討以前の社にして、義家当社に参詣して戦捷の祈願あり。当時其手植せる松樹一幹、徳川氏の代いつの頃か枯死し、根幹のみ年久しく社殿背後に残存せし由也」とある。天保七年-同十一年(一八三六-四〇)にかけて、拝殿を建設、明治三十九年北野神社、昭和二年浅間神社を合併。この間、大正十三年に神楽殿・水舎・社務所を建設したが、昭和二十年五月の空襲により灰燼に帰した。(『東京都神社名鑑』より)

所在地:東京都新宿区上落合1-26-19