菅の井公園から徒歩で住宅街を南下。実際のところ歩いたのは5分ぐらいだと思うが、その2倍以上もかかってる気がするのは、疲れがでてきてるのか… 「須磨の天神さん」綱敷天満宮の境内を横参道から。菅公聖蹟二十五拝の一社で、菅原道真公の足跡に由来する天満宮ということで、どっしりとした境内を思い浮かべていたが、境内はこの想像はみごとに覆される。
願掛けの「茄子(成す)の腰掛け」、「思う壺」、コミック風の道真公がサーフボードを持った、時勢の波に乗り、夢が叶うことを祈願する「波乗り祈願像」、コンクリート製(?)の綱敷の円座。鎮座壱千年記念の朱色の三重塔。菅公母子像、五歳の道真像、一つの台に何頭もの牛が密集する御牛(群)像…。境内は立体造形縁起物のギャラリーの様相。その下に綱の円座が敷かれたという伝えのある「影向の松」をみるのをすっかりと忘れてしまう。雨がまた強くなる。ご朱印をいただいて、JR須磨駅に向かう。表参道から還向の際、松浦武四郎の奉納した神鏡の案内板から、それまで疑問だった菅公聖蹟二十五拝の由来を知る。
別称
「須磨の天神さま」
由緒
延喜元年二月菅原道真公九州へ御左遷の御途次海上風波高く航しかねて此地に
上陸し給い里の浦人等は網の綱を丸めて円座として座を設けました道真公はここに
安居し給い暫く旅の疲れを休められ須磨の風光を賞でられた 菅公薨せられて後
七十六年目の天元二年時の須磨人等がその御像を模し祠を建ててお祀り申しあげた
のが当社の創始である。
当天満宮は日本二十五社の内第十四番の霊社にして特に学問の神として崇敬厚く
真威赫々として庶民の信仰を集め霊験又顕著であります。
(境内の石碑由緒より)

























所在地:兵庫県神戸市須磨区天神町2-1-11
外部リソース
- 綱敷天満宮 (神戸市)(ウィキペディア)
- 綱敷天満宮【神戸・須磨】公式ホームページ