#160. 御輿岡神社(北野神社御旅社内)

翌日土曜日の京田辺市での仕事のため、4ヶ月ぶりに京都入り。今日は、休日勤務となる明日の振替休日。明日のプレゼンの練習をホテルの部屋でやろうと思い、ホテルに向かうも、チェックインは16時からということで、荷物を預け、明日の資料を持って、京都の町へ。
前回廻れなかった天満宮を何社か巡る。まずは、北野神社御旅社。JR円町駅に向かう。参拝前の腹ごしらえをと思い、近くの有名店「山崎麺二郎」に向かうが、あいにくの臨時休業。前回の京都の時と同様、今にも雨が降り出しそうな天気もそうだが、ツイてない。諦めて、北野神社御旅社。境内に神輿岡神社があり、大己貴命、少彦名命とともに、菅原道真公が祀られる。
『都すゞめ案内者』(1708年ごろ)記載の洛陽順参二十五ケ所、北野天満宮所蔵『日記』(1823年)に記載された「洛陽二十五社順拝」にある、「みこし岡の天神・御旅天神」はここに祀られた菅原道真公と思われる。
北野天満宮の御旅社とあって神輿舎も鳥居もかなり大きい。境内はひっそりしているが、一ヶ月前にずいき祭のあったばかり。どのような賑わいだったのだろうか。

祭神

大己貴命、少彦名命とともに、菅原道真公を祀る。

由緒

太古この近辺は、神楽岡と称する大きな森林であり、大己貴命・少彦名命の二神は、鎮守の神として祭られてきた。天暦元年(九四七)北野に天満宮が創設されて、初めて御輿がこの場所に渡御したことにより御旅所として定められ、地名も御輿岡(みこしがおか)に改称された。さらに、菅神を合祀して北野天満宮の境内外末社となる。
慶長十二年(一六〇七)天満宮本社造営の際、西の京氏子の人々がこれを祝って新鮮な農作物で御輿を作り、九月四日神前に奉納したのが今に受け継がれるずきまつりの発祥である。
毎年ずいきまつり期間中の十月一日より三日まで当所には三基の鳳輦(ほうれん)とずいき御輿が駐輦し、八乙女田舞や献茶祭などの祭典・行事でにぎわう。(境内掲示の駒札より)

所在地:京都府京都市中京区西大路通上ノ下立売西入ル西ノ京御輿岡町北野神社御旅所