#175. 天満宮(頂法寺境内)

人で賑わう道を自転車をゆっくりと走らせ、頂法寺。京都市中心にある観光名所だけあって観光客が多い。駐輪できそうなスペースを探すものの、見つからず向かいの有料駐車場奥にある駐輪場に駐輪。料金は500円。
聖徳太子の創建と伝えられ、華道家元の池坊が代々の住職を務める、華道発祥の地とされる頂法寺境内には、いけばな資料館の入る現代的なビル。華道発祥の地というバイアスがかかっているせいかもしれないが、女性参拝客が多いような気がする。
天満宮は、山門を入って右側、階段を少し登ったところの、日彰稲荷社の並びに祇園社・唐嵜社と共に祀られる。境内は観光客がひっきりなしに訪れているが、この二社を参拝する人はほとんどいない。
500円も駐輪代を払ったので、コーヒーを飲みながらひと休みと、隣のスタバに行こうしたが、ガラス張りの店舗が落ち着きなく、すぐそばのファミマのコンビニコーヒーでひといき。

由緒

頂法寺

紫雲山頂法寺と号する寺で、本堂が六角宝形造であることから、一般に「六角堂」の名で人々に親しまれている。
開基は聖徳太子で、四天王寺建立の用材を求めて太子がこの地を訪れた時、霊告によってこの地に御堂を建て、守護仏の観音像を安置したのが始まりと伝えられている。早くから人々の崇敬を受け、弘仁一三年(八二二)には嵯峨天皇の勅願所となり、また長徳二年(九九六)には花山法皇の御幸があり、西国三十三箇所観音霊場(現十八番の札所)となったと伝えられる。
建仁元年(一二〇一)、親鸞聖人が当寺に一〇〇箇日間参籠して霊告を受け、後に真宗を開宗する根源となった。
本堂には、聖徳太子の持仏と伝える本尊如意輪観音像、親鸞像、毘沙門天立像(重文)などを安置する。本堂前の六角形の礎石は臍石といい、古来、京都の中心に当たるとされてきた。
また、本堂北の本坊は池坊と呼ばれ、室町時代以降、多くのいけ花の名手を輩出した所で、華道発祥の地として有名である。現在も池坊華道の拠点となっている。
(京都市による駒札より)

天満宮

「六角堂天神」「六角堂天満宮」とも呼ばれる。由緒は不明。

所在地:京都府京都市中京区六角町東洞院西入堂之前248

外部リソース