#24. 今宮神社(文京区音羽)

平日ながら、東武東上線方面で朝から仕事で他社訪問の要件があり、一旦出社は遠回りとなるので、訪問場所に自宅から直接向かうことにする。東武東上線方面にはめったに行くこともないので、普段以上に早起きして、途上にある神社を訪ねることに。1社目は、江戸川橋の今宮神社。空は晴れ、湿度も低く、清々しい一日の始まり。

祭神

今宮五社、天照大御神(皇大神宮)、素盞嗚尊(今宮神社・熊野大社)伊弉冉尊(熊野大社)、誉田別尊(石清水八幡神社)、天児屋根尊(春日大社)、大国主命(今宮神社)、事代主命(今宮神社)、速玉大神(熊野大社)、大宮比売命(春日大社)とともに少毘古那命、猿田彦命、菅原道真公を合祀。

由緒

当社は元禄十年(一六九七)十月徳川五代将軍綱吉、犬公方の御生母桂昌院殿の発願により、護国寺御建立の時、同所に京都柴野今宮神社より御分霊を迎えて鎮座した。明治元年の神仏分離により明治六年七月音羽九丁目の現在地に遷座した。
五社今宮とは、伊勢神宮・今宮神社・春日大社・岩清水八幡神社・熊野大社を示している。
創祀以来三百年余青柳・音羽・桜木の鎮守神として崇敬され、明治十二年十二月にはコレラ伝染除の祭典が執行され、京都今宮神社同様病気平癒の御利益があったとのことである。狛犬は宝暦四年(一七五四)八丁堀の石工小右エ門作である。
(境内掲示より)

境内掲示では、菅原道真公を含む12柱もの神が祀られているが、「天照大御神(皇大神宮)」のように勧請元を示すと思われるカッコ書きがある一方で、菅原道真公にはこのカッコ書きの記載がないことから、その由緒ははっきりとしないと思われる。
小日向台地の麓の住宅地にこじんまりと佇む「今宮五社」「五社今宮」とも称されるは、さしずめこの地域のパンテオンとも呼べる神社。

所在地:東京都文京区音羽1-4-4