新井天神北野神社から中野通りをさらに南下。中野駅南側の住宅街を抜け、青梅街道に面する西町天神北野神社に。地元の人と思しきおじさんが、鳥居の前に置かれたベンチで休憩をしている。小さな祠の背後は民家。目の前のバス停では、女性がバス待ち。日常生活のなかに普通にある神社。わざわざ自転車に乗ってこの神社を参拝し、写真を撮っている我々はどんなふうに映っているんだろう。そこまで他人に関心は持たないかも。梅鉢紋の掘られた手水石にはベニア板がかぶせてある。灯篭は崩れないようにするためか、鉄骨の支え。祠も両側が木で支えられている。地元の人たちがきちんと整備しているのだろうか。
別称
「西町天神」
由緒
不詳
杉並区と境を接する位置にあり、もともとこの神社は境界を守護するという性格をもっていたと考えられます。ここには水神弁財天豊穣保食の稲荷神が共に合祀されています。
社の入り口にある大いちょう(公孫樹)は、地上5mくらいから上がありません。
江戸時代にはすでに大木として近在に知られていたこの木は、昭和54年の台風によって根株もろとも倒れてしまいました。
何とかこの木を助けたいと考えた地域の人たちが費用を出し合って蘇生のための手当を行いました。その結果、幹の大部分を切り落とし切り口を保護するための蓋をかけた現在の姿になり、熱心な手当のおかげで今では実をつけるまでに回復しています。
(鍋島区民活動センターのホームページより)











所在地:東京都中野区中央5-19-18