#69. 五之保天満宮(玉房稲荷相殿)

文子天満宮元社から天神通を南下。1分もかからずに五之保天満宮と社を同じくする玉房稲荷。民家と民家の間に挟まれた小さな社。由緒を語るようなものはなく、後々調べはしてみたが、五之保天満宮は他の場所にもあり、謎が深まるばかり。

祭神

倉稲魂命を祀る玉房稲荷社に菅原道真公を祀る五ノ保天満宮が相殿。

由緒

玉房稲荷・五之保天満宮ともに由緒不明。京都市下京区神明町の神明神社に戦後、洛央小学校に祀られていた五之保天満宮が、天照大神とともに合祀されているが、玉房稲荷相殿の五之保天満宮との関係は不明。北野七保御供所の一つ五保満願寺は、元禄10年(1697)に日蓮宗へ改宗するとともに、元禄15年(1702)東岡崎(左京区岡崎最勝寺町)へ移転したが、現在、この満願寺境内に多治比文子を祀る文子天満宮がある。五之保天満宮=文子天満宮とする記述の元となっていると想像される。

所在地:京都府京都市上京区行衛町天神通