#68. 文子天満宮元社

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安楽寺天満宮から天神通を自転車で1分も走ったか走らないかで文子天満宮元社到着。民家の庭先の一部のような空間に、鳥居、舞殿と祠がある。写真をどの角度から取ろうかと迷っていたらいつの間にか撮影を忘れ、帰って確認したらここで撮った写真は一枚だけ。
そして、翌日の下京区の文子天満宮参拝で、由緒を同じにする北野天満宮境内の文子天満宮とこの元社、そして下京区の文子天満宮の関係の深い謎に放り込まれることになる。

由緒

北野天満宮天満宮の末社のひとつで菅原道真公を祀る文子天満宮の元社。明治6年(1873年)、北野天満宮に遷座。末社となる。のち、北野天満宮御旅所のひとつとして復興した。創建、変遷の詳細は不明。菅公の託宣によって多治比文子が西ノ京の自宅に創建後、遷座との説明もネット、書籍に見られるが、下京区天神町の文子天満宮の由緒との混乱、矛盾が見られる。また、七保御供所の一つ五ノ保御供所となり、満願寺が創建されたとする説明も、満願寺は文子天満宮元社からみなみに下った行衛町付近にあったと想定されるため疑義が残る。

所在地:京都府京都市上京区北町(天神道)

その後

2016年10月28日、上洛する機会があったため、あらためて文子天満宮元社を参拝。