匂天神町から烏丸通を越え、高辻通西進。5分ほどで菅大臣神社に到着。高辻通の側にある横参道から参拝。菅原道真公邸宅や学問所・菅家廊下が存在し、道真公生誕の地とも言われる場所にある社ということだが、想像してた以上に質素な印象。菅原院天満宮神社と同様、道真産湯の井戸があるということだが、見つけられない。太宰府まで一夜で飛んでいった飛梅は二の鳥居をくぐって左側、柵に囲まれた撫で牛のそば。
祭神
菅原道真公、尼神、大己貴命を祭神とする。
由緒
社地は約一千年前、天神様すなわち菅原道真公(八四五~九〇三)の紅・白梅殿というお邸や、菅家廊下(かんけろうか)と称する学問所の跡で、また公、誕生の地と伝えられ、境内には産湯の井戸が保存されている。仏光寺通を中心に南北二町、東西一町が当時のお邸で、公、太宰府へ左遷に当り
東風吹かばにほひおこせよ梅の花
主なしとて春なわすれそ
と詠まれた飛梅の地である。神社は公没後間もなく創立されたが、度々兵火にかゝり、鎌倉期には南北両社に分れ、当社を天神御所、白梅殿社北社を紅梅殿社と呼んでいた。応仁の乱後慶長十九年に菅家ゆかりの曼殊院宮良恕法親王により再興され、今日に至っている。この間、天明の大火、元治の兵乱で再度焼失するが、現本殿は天保六年(一八三五)造立の三間社流造(さんげんしゃなれづくり)という下鴨神社の旧殿を、明治二年に移築し、その後幣殿を建立して、いわゆる八棟(やつむね)造をなしいる。
(境内掲示より)


















所在地:京都府京都市下京区仏光寺通新町西入菅大臣町187